この間、アルバイト先のオルカに遊びに来てくれた人の
Tシャツがすげーかっこよくて。
話をしているうちに写真展に誘われました。
その写真は東ティモールの人々を映したものでした。
強烈な笑顔。ハッピーって顔に描いてあるような。
そんなことから権堂アーケードの映画館、相生座ロキシーにて上映中の
「カンタ!ティモール」を観てきました。
以下、ロキシーの紹介文です。

■ドキュメンタリー
舞台は南海に浮かぶ神々の島、東ティモール。ひとつの歌から始まった運命の旅が、音楽あふれるドキュメンタリー映画となった。この島を襲った悲劇と、それを生き抜いた奇跡の人びと。その姿が世界に希望の光を投げかける。 当時23歳だった日本人女性監督は、人びととの暮らしの中で現地語を学び、彼らの歌に隠された本当の意味に触れてゆく。そして出会う、光をたたえるまなざし。詩のようにつむがれる言葉の数々。それは観るものの胸をそっと貫き、決して消えない余韻となる。 日本が深く関わりながら、ほとんど報道されなかった東ティモールの闘いを取り上げた国内初の長編。
ドキュメンタリーって重苦しいイメージがあります。
テーマが政治的な物が多いからそこはしょうがないですよね。
ところがこの映画、けっこう楽しい!いやとっても楽しい!!
南の島のすてきな歌が全編を通して流れています。
そしてなんていっても人々の陽気さ!
浅黒い顔で歯だけまっしろで。
そんな顔でニカッとガハハッと笑うもんだからこっちまで笑っちゃう!
いいな~いいね~。

なんてハッピーな余韻を残しつつ、映画は後半から
東ティモールの闇を映し出していきます。
簡単に説明すると、インドネシアからの独立を描いています。
独立宣言から独立まで24年もの月日を要しまました。
そしてその間にたくさんの人が殺されました。
3人に1人。
殺された東ティモールの人の数です。

劇中彼らは言います。
「悲しいよ。今でも。とても悲しい」
「辛いことはどうすると思う?流すんだ。
涙を流す。そうすればいいんだ」
「もしも願いが叶うなら殺された兄弟の
場所を教えてほしい。そうしたら探しに行くよ」
「父も一人。母も一人。インドネシアも日本も
東ティモールもみんな一緒だよ」
紹介文にもありますが、この戦争には日本は深くかかわっています。
独立宣言を国連参加諸国は受け入れ、インドネシア軍の蹂躙を非難しますが、
日本をはじめとするいくつかの国はインドネシアを支援します。
その理由は油田です。
東ティモール領海に巨大な油田があり、
独立されてしまっては困るからです。
つまり、カネのためですね。

だいぶ、はしょった説明になってしまいました。
本編は東ティモール人のミュージシャンを主軸として
歌が全編に通じて流れていきます。
稲を脱穀しながら踊る歌を「テべ」と呼ぶそうです。
劇中あらゆるところでテべをしている人々が映し出されます。
肩組んで。大人も子どもも入り混じって。
「母親の姉妹はみんなお母さんさ。
子どもはみんなの子ども。
みんなで育てるんだ」
そんな子どもたち。家族です。テべを踊りながら。

無知は罪の時代かもしれませんね。
知らないといけないことが多すぎる世の中でもありますね。
そんな現代で自分はなにをできるのか?
ぼくは映画の途中から自分の中に生まれたモチーフと
向かい合っていました。
映画を観て感動して募金したり、東ティモールのフェアトレードを購入することも
素晴らしい支援だと思います。
ぼくは彼らの歌と踊りと笑顔からもらった強烈なポジティブさを
自分のうちに消化して、形にできたらと思います。
それは支援でもなんでもありません。
彼らから「学んだ」ことです。
幸せをもらったから、ぼくも幸せを誰かに託そう。
世界で起きている悲惨な現実を嘆くのではなく、
隣人と一緒に楽しい毎日を過ごそう!
それはひとつの素晴らしい政治的メッセージにだってなるよ!
そう信じています。
もちろん知ることも大事だけどね!!

イヤー、長くなってしまった!
とにかく陽気で強烈なメッセージを持った作品です。
相生座ロキシーでの上映は6月7日(金)まで・・・
って明後日やん!!!みんな急げ~~!!!
10:50と19:00jからだよー!
Tシャツがすげーかっこよくて。
話をしているうちに写真展に誘われました。
その写真は東ティモールの人々を映したものでした。
強烈な笑顔。ハッピーって顔に描いてあるような。
そんなことから権堂アーケードの映画館、相生座ロキシーにて上映中の
「カンタ!ティモール」を観てきました。
以下、ロキシーの紹介文です。

■ドキュメンタリー
舞台は南海に浮かぶ神々の島、東ティモール。ひとつの歌から始まった運命の旅が、音楽あふれるドキュメンタリー映画となった。この島を襲った悲劇と、それを生き抜いた奇跡の人びと。その姿が世界に希望の光を投げかける。 当時23歳だった日本人女性監督は、人びととの暮らしの中で現地語を学び、彼らの歌に隠された本当の意味に触れてゆく。そして出会う、光をたたえるまなざし。詩のようにつむがれる言葉の数々。それは観るものの胸をそっと貫き、決して消えない余韻となる。 日本が深く関わりながら、ほとんど報道されなかった東ティモールの闘いを取り上げた国内初の長編。
ドキュメンタリーって重苦しいイメージがあります。
テーマが政治的な物が多いからそこはしょうがないですよね。
ところがこの映画、けっこう楽しい!いやとっても楽しい!!
南の島のすてきな歌が全編を通して流れています。
そしてなんていっても人々の陽気さ!
浅黒い顔で歯だけまっしろで。
そんな顔でニカッとガハハッと笑うもんだからこっちまで笑っちゃう!
いいな~いいね~。

なんてハッピーな余韻を残しつつ、映画は後半から
東ティモールの闇を映し出していきます。
簡単に説明すると、インドネシアからの独立を描いています。
独立宣言から独立まで24年もの月日を要しまました。
そしてその間にたくさんの人が殺されました。
3人に1人。
殺された東ティモールの人の数です。

劇中彼らは言います。
「悲しいよ。今でも。とても悲しい」
「辛いことはどうすると思う?流すんだ。
涙を流す。そうすればいいんだ」
「もしも願いが叶うなら殺された兄弟の
場所を教えてほしい。そうしたら探しに行くよ」
「父も一人。母も一人。インドネシアも日本も
東ティモールもみんな一緒だよ」
紹介文にもありますが、この戦争には日本は深くかかわっています。
独立宣言を国連参加諸国は受け入れ、インドネシア軍の蹂躙を非難しますが、
日本をはじめとするいくつかの国はインドネシアを支援します。
その理由は油田です。
東ティモール領海に巨大な油田があり、
独立されてしまっては困るからです。
つまり、カネのためですね。

だいぶ、はしょった説明になってしまいました。
本編は東ティモール人のミュージシャンを主軸として
歌が全編に通じて流れていきます。
稲を脱穀しながら踊る歌を「テべ」と呼ぶそうです。
劇中あらゆるところでテべをしている人々が映し出されます。
肩組んで。大人も子どもも入り混じって。
「母親の姉妹はみんなお母さんさ。
子どもはみんなの子ども。
みんなで育てるんだ」
そんな子どもたち。家族です。テべを踊りながら。

無知は罪の時代かもしれませんね。
知らないといけないことが多すぎる世の中でもありますね。
そんな現代で自分はなにをできるのか?
ぼくは映画の途中から自分の中に生まれたモチーフと
向かい合っていました。
映画を観て感動して募金したり、東ティモールのフェアトレードを購入することも
素晴らしい支援だと思います。
ぼくは彼らの歌と踊りと笑顔からもらった強烈なポジティブさを
自分のうちに消化して、形にできたらと思います。
それは支援でもなんでもありません。
彼らから「学んだ」ことです。
幸せをもらったから、ぼくも幸せを誰かに託そう。
世界で起きている悲惨な現実を嘆くのではなく、
隣人と一緒に楽しい毎日を過ごそう!
それはひとつの素晴らしい政治的メッセージにだってなるよ!
そう信じています。
もちろん知ることも大事だけどね!!

イヤー、長くなってしまった!
とにかく陽気で強烈なメッセージを持った作品です。
相生座ロキシーでの上映は6月7日(金)まで・・・
って明後日やん!!!みんな急げ~~!!!
10:50と19:00jからだよー!
Posted by ワルンカフェイソゴヤ at
16:15